生活指導員のお仕事
利用者さんの様々な困りごとに寄り添い、生活や就労への支援を行うことで、自立した生活ができるよう道筋をつける仕事です
・生活状況の聞き取り
・生活困窮の原因把握
・生活改善に向けた助言
利用者さんの生活環境から就労歴や病歴、家族のことまで、その人に関わるさまざまなお困りごとを支援します。利用者さんの状況に配慮しながら、外部組織や専門職とも連携することで、あらゆる角度から助言を行い生活基盤を整えていくことができます。一方で利用者さん本人の心身を整え、ときには指導をし利用者さん自身の力で生活できるよう促すことも重要です。
この仕事で身につけられること
1日の仕事の流れ
08:45~ 朝礼 | 職員間で申し送りや相談 |
09:00~ 部屋を訪問 | 利用者さんの生活指導の実施 |
10:30~ 通院付添 | 治療が必要な利用者さんに付き添い病院 |
12:00~ 昼休憩 | |
13:00~ 相談業務 | 利用者さんへのヒアリングや提案 |
16:30~ 各種手続 | 外部機関との調整や申請 |
17:15 業務終了 | お疲れ様でした! |
※宿直(手当あり) | 週1回程度あります。 |
先輩社員インタビュー
井上さん/入社5年目
◆転職のきっかけ―――
母子家庭で育ち、いつか生活困窮者の支援をしたいと思っていました。SEの仕事をする傍ら福祉系の通信大学で学び、福祉や介護、障がいなど様々な方のサポートに携われるので、ここに転職しました。
◆現在の仕事内容―――
現在は5~6世帯を担当しています。日々「この利用者さんが今後困ることは何だろう」を考え、先輩や上司のアドバイスをもらいながら向き合っています。
◆仕事のやりがい―――
精神疾患を抱えている女性の利用者さんが印象的でした。最初は受け応えもできない程でしたが、訪問看護や家計相談などの外部支援を受け入れ徐々に生活できるようになり、アパートに引っ越しました。アパートを内覧している時の笑顔が忘れられません!今も電話などで様子をうかがっていますが、元気そうで何よりです。
この仕事を通して、利用者さんが少しずつ実現できることが増えて世界が広がっていく姿を見ることが、やりがいでもありますね。
土川さん/入社15年目
◆転職のきっかけ―――
繊維メーカーの営業から転職し、福祉の知識も経験もありませんでしたが、なぜだか「自分に合う仕事かも」という予感があったんです。
◆現在の仕事内容―――
現在は利用者さん3~4名を担当しています。利用者さんの人柄や課題などを聞き、時には臨床心理士にも相談し自立支援方針を考えます。どんな仕事なら長く続けていけそうなのかを意識していて、利用者さんが退所後も仕事をして暮らしていけることが目標ですね。
◆仕事のやりがい―――
印象に残っているのは、子供の頃からバスの運転手になりたかった方です。ここに入所後腰を据えて転職活動をすることができ、無事長距離バスの運転手になって退所されました。お金のことで苦しまれていた頃を思い返すと助けになれたことを嬉しく思います。
日々の業務では、コミュニケーションが難しい場面もありますが、自分の考えを押し付けずに平常心を心がけて利用者さんと接しています。